DISPV
 
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2005/12/01
 新しいホームページに合わせてデザイン修正。
 使用条件の変更。

DISPVとは

 IBM から DOS/V が発表された当初は、VGA 640*480 で、16ドットフォントもしくは19ドットフォントを使った表示のみが行われていました。 その後日経MIX上で、h.murata 氏がオリジナルの $disp.sys にパッチを当てる事によって、これを SVGA 800*600 の環境で動かす事ができる様になりました。 これに触発された人々は、デバイスドライバさえ作れば VGA 以外の色々なビデオシステム上で又フォントサイズも色々変える事ができるのでは無いかと、ドライバ作りに励みました。 この DISPV もその様な試みの一つで、VGA および SVGA 800*600 のビデオシステム上で、12ドット・14ドット・16ドット・19ドットフォントを使ったを画面を提供します。 また表示上の変更だけでなく、点滅カーソルをサポートしたり TSR としても使える等、オリジナルの機能的に不満があった部分を解消しています。 当初フリーソフトとして出発しましたが、その後商業版 『DOS/Vスーパードライバーズ』 、 『DOS/Vスーパードライバーズ32』 等を私が作ることになり、現在はそれらのサブセットとして位置付けられています。 機能的には DOS/V のグラフィックモードをサポートしていなかったり、ダイナミックな解像度の変更ができない等の制限がありますがテキストモードではこれらの商業版と同じ機能を持っています。 現在 IBM より発売されている DOS/V には標準でこれと同様な機能が含まれていますので、その様なユーザがあえてこのソフトを使う必要はありませんが、MS-DOS/V を使われているユーザや、 英語 DOS を日本語化する時等はこれを使うと良いでしょう。

DISPV のダウンロードはこちらからどうぞ。

オンラインドキュメントの目次

DISPV 使用条件

このパッケージ(dispv160a.lzh)に含まれている全てのファイルの著作権は作者が保持します。 ただし作者は本パッケージの所持者に対して、
  1. プログラムを動作させること。
  2. 本パッケージを無変更で第三者に配布すること。
    注1:営利・非営利は問いません。
    注2:他システムの一部として組み込んで配布する場合、本パッケージも併せて配布すれば許諾は不要です。

を認めています。またこのパッケージを使用・配布した結果、いかなる損害が発生しようとも作者はそれを補償しません。 これらに同意できない場合は使用・配布をしないでください。

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DISPV の特徴

DISPV は以下の環境で動作します。
  1. Hardware: CPU 8086 以上の IBM PC/AT/PS2 及びそれらの互換機。VGA または VESA SVGA 800*600 をサポートしているグラフィックシステム。
  2. Software: MS(PC) DOS 3.0 以上(/V バージョンである必要はありません。)。DOS/Vのフォントドライバもしくはその互換ドライバ。

DISPVは以下の様な機能を持っています。

  1. DOS/V標準ディスプレイドライバとAPIレベルで互換。
  2. デバイスドライバ/TSR 共用プログラム。
  3. 完全な英語DOS 上で使用できる。
  4. DOS/V標準ディスプレイドライバとは完全に独立なオリジナルドライバ。
  5. ハードウエアスクロールのちらつきが少ない。
  6. 640*480、800*600 の解像度に対応。
  7. 6*12、7*14、8*14、8*16、8*19 ドットフォントに対応。
  8. 点滅カーソルをサポート。
  9. DBCS(2バイト文字)汎用。
  10. 全てのテキストモードで、全ての DOS/V API (03h,73h) が使用可。
  11. V-Textを完全サポート。

商業版と比べると以下の機能がありません。

  1. グラフィックモードに非対応。
  2. EMSを使って常駐量を減らす機能が無い。
  3. 常駐解除せずに解像度を変えることができない。
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DISPV の導入方法

DISPVはデバイスドライバとしても、TSRプログラムとしても使用する事ができます。 またグラフィックモードで日本語を使用しないならば、標準ドライバ($disp.sys, jdisp.sys)を完全に置き換える事ができます。 グラフィックモードでも、ゲーム等の様にフォントをフォントドライバから直接取得しているソフトを使う、でも標準ドライバを完全に置き換える事ができます。 以下にこのドライバーの導入方法を説明します。
ステップ1 - ファイルのコピー
まず DISPV を導入するディレクトリを作成します。例えば C ドライブの DISPV を作る場合は、

MD C:\DISPV

と DOS のコマンドラインで入力します。その後圧縮された DISPV160.LZH ファイルの内容をそこに展開します。 圧縮には、LHA が使用されていますので、

LHA X DISPV160 C:\DISPV

と DOS のコマンドラインで入力します。

ステップ2 - ドライバの登録
DISPVはデバイスドライバ兼TSRですので、システムファイル(config.sysやautoexec.bat)に登録をしなくとも使用できます。 その場合には、DOSのコマンドライン上で、

C:\DISPV\DISPV

と入力してください。

システム起動時より DISPV を使用したい場合は、

  • 標準デバイスを置き換えるなら、config.sys の、

    DEVICE=C:\DOS\$DISP.SYS または DEVICE=C:\DOS\JDISP.SYS

    の部分を、

    DEVICE=C:\DISPV\DISPV.EXE

    の様に置き換えてください。

  • 標準デバイスといっしょに使うなら、上と同様に config.sys の標準ドライバを置き換えるかわりにその下に、

    DEVICE=C:\DISPV\DISPV.EXE

    を付け加えてください。あるいは、autoexec.batの最後に、

    C:\DISPV\DISPV.EXE

    を付け加えてください。

DISPV を TSR として使っている場合は、

DISPV /R

とコマンドライン上で入力すれば取り外せます。

また導入しただけでは標準の画面と同じですが、高解像度にしたり小さいフォントを使う場合などは、付属の VMX コマンドを使ってください。

VMX 70

で拡張画面になり、

VMX 3

で標準画面になります。

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DISPV コマンドリファレンス

dispv.exe
dispva.exe
dispvb.exe
dispvc.exe
dispvd.exe
dispve.exe
dispvf.exe
dispvg.exe
dispvh.exe
VGA/SVGA用DOS/V互換拡張ディスプレイドライバ
書式 device[high]=[PATH]dispv.exe [options] (config.sys)

[loadhi] [PATH]dispv.exe [options] (autoexec.bat or command line)

コマンドラインオプション /R 既に常駐しているDISPVを解除します。もしも解除できなかった場合は、他のTSRによって割り込みベクタが変更できない様になっているので、他のTSRを解除してからもう一度実行してください。
/I16=? キーボード割り込みのDOS/V拡張を制御します。 ? に off を設定すると、キーボード割り込み(int 16h)をそのまま残しておきます。 FEP 等がDISPVの前に導入されている時は、これを指定してください。 on にすると、DOS/Vのキーボード割り込み拡張の初期機能を付け加えます。 Device driver では、/i16=on がデフォルトです。 TSR では、/i16=off がデフォルトです。
/FC=? 点滅カーソルを制御します。 ? に1から9の値を設定すると、その時間間隔でカーソルが点滅します。 単位は1/18秒です。 0を指定するとカーソルは点滅しません。 既にプログラムが常駐している時にこの option を付けて実行すると、常駐しているプログラムの状態を変更します。 デフォルトは0です。
/VM=? V-Text拡張画面の時に使用する、800*600 のビデオモード番号を指定します。 ? は16進数です。デフォルトは 6Ah (VESA 標準) です。 起動時のみ有効です。
/HS=? ハードウエアスクロールを制御します。 ? に off を指定すると、ハードウエアスクロールをしません。 on を指定すると、ハードウエアスクロールをします。 既にプログラムが常駐しているときにこのオプションを付けて実行すると、常駐しているプログラムの状態を変更します。 VRAMのアドレスを固定で実行したい場合や、何らかの非互換性がある場合は on にしてください。
/DI /DI で停止したDISPVの機能を、復活させます。
/EN DISPVの機能を停止します。 これは DBCS ベクタには影響を与えないので、単純に画面モードのみを英語モードにするときに使用します。
/JP システムの DBCS ベクタに日本語シフトジス文字コードのベクタを強制的に書込ます。 純粋な英語 DOS で使用する場合に使用します。英語モードと日本語モードは、/DI、/EN オプションで制御することができます。このオプションは解除することができません。
用法 これらのドライバはサポートしているビデオモードと扱うフォントが異なります。 全てに共通なのは、
03h = DOS/V 03h,73h 両互換 640*480 80*25 w/8*19 dots font
73h = DOS/V 03h,73h 両互換 640*480 80*25 w/8*19 dots font
各ドライバごとに異なるのは、
dispv.exe
70h = DOS/V 03h,73h 両互換 800*600 100*31 w/8*19 dots font
71h = DOS/V 03h,73h 両互換 800*600 100*31 w/8*19 dots font
dispva.exe
70h = DOS/V 03h,73h 両互換 800*600 100*37 w/8*16 dots font
71h = DOS/V 03h,73h 両互換 800*600 100*37 w/8*16 dots font
dispvb.exe
70h = DOS/V 03h,73h 両互換 640*480 80*30 w/8*16 dots font
71h = DOS/V 03h,73h 両互換 640*480 80*30 w/8*16 dots font
dispvc.exe
70h = DOS/V 03h,73h 両互換 640*480 106*40 w/6*12 dots font
71h = DOS/V 03h,73h 両互換 640*480 106*40 w/6*12 dots font
dispvd.exe
70h = DOS/V 03h,73h 両互換 800*600 132*50 w/6*12 dots font
71h = DOS/V 03h,73h 両互換 800*600 132*50 w/6*12 dots font
dispve.exe
70h = DOS/V 03h,73h 両互換 640*480 90*34 w/7*14 dots font
71h = DOS/V 03h,73h 両互換 640*480 90*34 w/7*14 dots font
dispvf.exe
70h = DOS/V 03h,73h 両互換 800*600 114*42 w/7*14 dots font
71h = DOS/V 03h,73h 両互換 800*600 114*42 w/7*14 dots font
dispvg.exe
70h = DOS/V 03h,73h 両互換 640*480 80*34 w/8*14 dots font
71h = DOS/V 03h,73h 両互換 640*480 80*34 w/8*14 dots font
dispvh.exe
70h = DOS/V 03h,73h 両互換 800*600 100*42 w/8*14 dots font
71h = DOS/V 03h,73h 両互換 800*600 100*42 w/8*14 dots font
です。 付属の VMX.EXE 等のビデオモード切り替えプログラムを使って、使用したいビデオモードに設定してください。
動作上の注意 /R option は、デバイスドライバとして組み込んだ場合には使用しないでください。 グラフィックモード(11h,12h,72h)をサポートしていません。 このモードで動作するアプリケーションを使う場合は、$disp.sysと併用して使用してください。 (例)一太郎・花子、DOS/V 用の一部のゲーム等。

vmx.exe ビデオモードの設定・参照
書式 [PATH]vmx.exe [smode] [fmode]
コマンドラインオプション smode 設定するビデオモード番号。VESAのビデオモードにも対応しています。16進数で記述してください。
fmode ビデオモード設定後ビデオBIOSにこの値を書き込みます。 アプリケーションによって特定のビデオモードでしか動かない場合がありますが、これによって動くようになる場合もあります。
用法 smode、fmode 共に指定しない場合は現在のビデオモードを表示します。 smode のみを指定した場合は、画面設定のみを行います。 この値が 0x100 より小さい場合は int 10h ah=0 al=smode を使って設定します。 100h より大きな場合は、int 10h ax=4f02h bx=smode を使って設定します。 どの場合でも、リターンコードには現在のビデオモードの値が返ります。 バッチ等、ビデオモードによって動作を変えるときにご利用ください。

vesapat.exe 互換性用のサポートプログラム
書式 device[high]=[PATH]vesapat.exe (config.sys)

[loadhi] [PATH]vesapat.exe [option] (autoexec.bat or dos command line)

コマンドラインオプション /R 常駐を解除します。
/JP システムがもし NLS (national Language Support) をサポートしていない場合は、それを提供します。
用法 システムに非互換がある場合、それをカバーする為に使用します。これがカバーできるのは、
  • VESAビデオモード設定ファンクションに非互換がある場合。
  • NLSの機能を持っていないDOSで使う場合。

です。

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